CONTENTS
Ⅰ はじめに:地方の人手不足に対するアナログ×デジタルの必要性
Ⅱ アナログとデジタルの融合による地域課題解決アプローチ
Ⅲ 「選ばれる地域」を目指す人材エコシステムの構築
Ⅳ 事例研究①北海道上士幌町:共創型MaaSとモビリティ人材育成
Ⅴ 事例研究②埼玉県横瀬町:オープンイノベーション・プラットフォーム「よこらぼ」
Ⅵ 事例研究③奈良県三宅町:複業プロ人材との協働プロジェクト
Ⅶ おわりに:持続可能な地域課題解決の取り組みに向けた展望
要約
- 高齢化・人口減少が進む中、従来のやり方では地域社会の維持が難しくなっている。デジタル技術の活用と外部人材の活用を組み合わせた新たな解決策が求められている。
- 地域の規模や実情に合ったアナログ×デジタルの活用で課題解決を目指すアプローチが重要。最先端技術の単なる導入ではなく、アナログとの併用により、住民の誰もが恩恵を受ける形で推進することでより持続可能な取り組みとすることが必要である。
- 「選ばれる地域」の実現には、移住者を呼び込むだけでなく「人を引きつけ、活かし、とどまってもらう」エコシステムが必要である。地元に愛着を持ち地域に溶け込める人材を見極め、受け入れる姿勢や、外部の知恵を学び合う度量がカギとなる。
- 多様な人材の呼び込みには、官民連携のプラットフォームや実証フィールドを提供するだけでなく、発信や地域が本当に欲する人材・企業への働きかけが有効である。
- 人材が活躍し定着する環境づくりとして、地域側が何をしてほしいのかを明確に提示し、外部人材に任せるだけではなく、地域側も地元住民や地元企業を巻き込んで地域全体の取り組みに昇華させていくような働きかけが必要である。
- また、それらの取り組みを単発のイベントではなく持続可能なものにするには、副業・兼業、リモートワークといった多様な働き方を柔軟に受け入れ、多様な働き方を認める雇用の受け皿や仕組みとしての持続的な運用が必要となる。
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- 名前
- 稲垣 仁美
- 所属・職名
- アーバンイノベーションコンサルティング部
エキスパートコンサルタント
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- 名前
- 坂本 和歌子
- 所属・職名
- アーバンイノベーションコンサルティング部
コンサルタント
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